住まいのコラム >> イエトンウィークリーコラム第101回 |
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マンションは一戸建てと違って、管理費や駐車場代がかかります。住宅ローンの他に最低でも2〜3万円は覚悟しておかなければなりません。少しでも家計の負担を減らしたい、と思うのがユーザー心理。「無料駐車場」という言葉には魅力があるように映るでしょう。 でも、こんな売り方をしているデベロッパーは、管理に対する見識を疑わざるを得ません。売ってしまえば、あとは知らんふり。その後の管理がどうなろうと関係ないという姿勢が見え隠れします。 というのも、マンションの建物や敷地内の駐車スペースは、分譲された後は所有者の共有財産になります。駐車スペースの管理を行なうのは、所有者で結成された管理組合。売主のデベロッパーではありません。 機械式駐車場なら、当然、メンテナンス費用はかかります。これをまかなうのが駐車場利用料なのです。もし利用料から必要な維持費を差し引いて余剰金が出たら、将来の大規模修繕工事に備えた修繕積立金に充当されます。駐車場利用料金は、管理組合にとって重要な収入源になるわけです。ですから、売主のデベロッパーが勝手に駐車場利用料をタダにするなど、とんでもないこと。まともな管理ができなくなるおそれがあります。 無料駐車場でも、きちんとメンテナンスができるというなら、そのコストは通常の管理費に転嫁されているはず。クルマを持たずに駐車場を利用しない人にとっては、割高な管理費を払うハメになるのです。本来なら、受益者負担が原則だと思うのですが・・・。 |
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管理コストは高いのに、機械式駐車場の利用料が安いワケ。 |
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では、マンション内の駐車場利用料はどのくらいが妥当なのでしょうか。右表は、マンション管理新聞が2002年下半期に分譲されたマンションを調査したデータです。これによると、首都圏では平均で1台月額1万8,000円くらい。平置き駐車場のみの場合は1万3,595円。機械式のみが1万8,282円です。 平置きと機械式を併用している場合は、平置き駐車場の利用料が相対的に高めのレベルに設定されています。出し入れに時間がかかる機械式は平置き式に比べて人気が低いので、利用料を低くしないと埋まらなくなってしまうからです。 完全にタダではありませんが、機械式駐車場の利用料を2,000円〜3,000円といった格安の設定にしているケースもあります。
空いたままで利用料収入が実質ゼロになってしまうよりも、低めに設定して使ってもらったほうが管理組合の収入になりますから、ある程度はこうした設定をするのは仕方ない面もあるでしょう。ただ、メンテナンス費用は平置き式より機械式のほうが高いのが一般的。うまくバランスを取らないと、やはり管理運営に支障を来たすおそれがあります。 最近は、敷地外の青空駐車場のほうが安いことも珍しくありません。でも、敷地内駐車場が空いているのに、安いからといって外の駐車場を利用するのは、自分が住むマンションの管理に悪影響を与える可能性があることをわきまえておきましょう。マンション内の駐車場の意義を考えて、うまく活用したいものです。 |