住まいのコラム >> イエトンウィークリーコラム第91回 |
|
 |
    |
毎週イエトンがためになるコラムをお届け! |
 |
デフレで物価は下落傾向。でも、住宅ローンの返済額は一定。そんなふうに思っていませんか。実は住宅ローンにも、次第に返済額が減っていくものがあります。
住宅ローンの返済方法には、おなじみの元利均等返済のほか、元金均等返済という方式があります。元利均等返済は返済額が毎回一定なのに対し、元金均等返済は1回の返済額に占める元金の額が一定。毎回、同じ額の元金と、その時点での残債に対する利息を返済していく仕組みです。 返済の都度、元金(残債)は減っていきますから、そこにかかる利息の額も変わり、結果的に返済額そのものが変化していく(減っていく)、というわけです(右図参照)。 返済額が減っていくなんて、デフレ時代の物価のよう。そんな元金均等返済は、公庫や年金、財形ほか、民間でも三井住友銀行、UFJ銀行などで選択が可能です。 |
|
元金均等返済と元利均等返済の違いについて、1,000万円を金利3%、30年返済で借り入れた場合を例にみていきましょう。 まずおさえておきたいのが、当初の返済額は元金均等返済のほうが多くなる、という点です。1回目の返済額は元利均等返済が約4万2,000円なのに対し、元金均等返済での最初の返済額は約5万2,800円。1万円以上多くなります。 とはいえ、元金均等返済では次第に返済額が減っていくため、10年後には約4万4,500円にダウン。元利均等返済との差は約2,500円程度に縮まります。そして13年後には元利均等返済とほぼ同額になり、14年目には元利均等返済を逆転。その差は回数を経るごとに拡大し、20年後には元金均等返済のほうが6,000円程度安くなります。
元金均等返済は、最初に頑張ればあとはどんどんラクになる、というわけです。子どものいる世帯では、子どもの成長と共に教育費の負担が重くなっていきますから、返済負担が減っていくメリットは大きいでしょう。 |
もちろん元金の減り方も早く、元利均等返済では10年間で約240万円しか減らないのに対し、元金均等返済では約330万円も減少。90万円もの差があります。元金が早く減っていけば、買い換えにも有利といえます。 さらに返済総額で比べると、元利均等返済が約1,514万円なのに対し、元金均等返済では約1,465万円。50万円近い差がつきます。 もちろん、返済期間を短く組むのも、返済総額を減らす方法のひとつ。元利均等返済や長期返済と決めつけず、元金均等返済や短期返済を検討してみたいものですね。 |