住まいのコラム >> イエトンウィークリーコラム第81回 |
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中古マンションの相場が「上がっている」「いや、また下がっている」といったニュースが短期間のうちに流れることがよくあります。不動産の相場というのは、一般消費者にとって、とても分かりにくいのは確か。売り手がいて、買い手がいて、それで取引が成立すれば成約事例となって相場を形成します。でも、それって適正な価格なの? 実はいまのところ明確にはなっていません。
また、今までは中古住宅といっても、土地の評価に重点が置かれて、建物についてはあまり考慮されませんでした。特に木造の場合は、築15年もたってしまうと建物の価値は市場ではゼロとされてしまうのです。3寸5分(約10.5cm)角の柱でできたリーズナブルな建売住宅だった物件も、4寸(12cm)角の国産ヒノキを使った注文住宅の物件でも、評価は1〜2割程度しか変わりません。 かつての土地神話が健在の頃、住宅価格に占める土地分の割合が8割〜9割だった時なら、残り1〜2割の建物分が20%高くなったところで全体に対する影響はごくわずかです。そのため建物はないがしろにされ、土地だけ見ていればいいという風潮ができあがったのでした。 |
ところが、現在のように土地価格が下がり、相対的に建物の価値が高まってくると、建物もきちんと評価しなければならなくなります。これまで建物を評価するノウハウは確立されていなかったのですが、この新しい試みに挑戦する機関が出てきました。 たとえばJ-TRAI(日本不動産登記決済保証システム開発機構)です。建物の現状や維持管理状態、設計図書のチェックなどを含めて、既存の住宅を再評価するアプローチを、この春からスタートさせる予定になっています。 これからは、建物の評価が住宅の資産価値を大きく左右するようになるでしょう。きちんとメンテナンスをして、街並みを守ることも重要です。 |
また、イーエープラスをはじめ、インターネットで不動産の取引を行なう電子商取引(EC)は今後ますます活発になってきます。その際に、取引の安全性をどう確保するかが課題のひとつ。ポイントは、不動産関連の知識を持つ専門家が、中立的な立場で介在することです。
物件にかかわる権利関係など法的な要素をチェックして、スムーズに資金の決済ができるようにする、それがエスクローです。先述のJ-TRAIは、このエスクロー業務も行なうとのこと。 イーエープラスでは、今後もJ-TRAIのような新しい動きをフォローしていきます。お見逃しのないように! |