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■ 女性の都心1人暮らしにはセキュリティエレベーターが欠かせない!?
■ 長期固定金利を重視する安定志向が薄れる
 
女性の都心1人暮らしにはセキュリティエレベーターが欠かせない!?

 都心居住を望むシングル女性は、セキュリティを最も重視していることが改めて浮き彫りになりました。三井不動産レジデンシャルが、都心にひとり暮らしをする際の「住まいと暮らしの理想像」に関して、家族数1〜2人の女性に行ったアンケート調査によると、購入時に特に重視したいことのトップは「セキュリティ」でした。2〜3位になった「駅までの距離」や「居住エリア」などの利便性よりも安全性に重きを置くという結果です。
 
 また、特に希望する設備仕様についても、1位の「ウォークインクロゼット」、2位の「シューズインクロゼット」に続いて、第3位には「セキュリティエレベーター」が入っています。服飾品や靴などファッション・アイテムの多い女性が収納スペースを重視するのは当然として、その次に内装デザインよりも防犯設備を選んでいるのが意外です。

 セキュリティエレベーターというのは、非接触キーを使わないとエレベーターの操作ができないシステムのこと。エントランスのオートロックを解除すると、自動的にエレベーターが1階に降りてきて、非接触キーをかざすと事前登録された自宅階まで自動的に運んでくれます。オートロックだけでは、部外者が“後追い侵入”でエントランスに入ることは可能ですが、エレベータホールで不審者かどうか明らかになり、そこでシャットアウトできるわけです。

 その他、夜間は自宅階までノンストップで直行運転されて、途中階からの乗り入れができない機能、ドアには大きなガラス窓が付き、カゴ内の防犯カメラの映像をホールでディスプレイすることで密室化を防ぐといった機能を備えているタイプもあります。

 見知らぬ人とエレベーターに乗りあわせる不安を解消する設備は、今後も注目度が高まりそうです。


長期固定金利を重視する安定志向が薄れる

 住宅ローンの金利タイプの選択行動に変化が現れています。2006年後半、ゼロ金利政策が解除されて金利の先高感が高まった頃は、長期間に渡って返済額が安定する全期間固定型を借りる動きが強まりました。新規で借り入れる住宅ローンの金利タイプのシェアは、全期間固定型が30%前後を占め、変動型は10数%に止まっていました。固定金利選択型の割合がもっとも多かったものの、固定期間が2〜3年の短いものから10年ものへ、比重が移って行ったのも確かです。
 金利変動リスクを避けるのが主流派だったわけです。

 ところが、08年に入り、世界的な金融不安や景気低迷のおそれから、金利の先高感が急速にしぼんで来ました。その結果、住宅ローン金利の全期間固定型と変動型の立場が逆転。住宅金融支援機構「08年度民間住宅ローン利用者の実態調査」によると、08年10月時点で金利タイプのシェアは、全期間固定型が17.3%へ低下している一方で、変動型は2倍以上の37.5%と、大幅に水を開けられています(図3参照)。さらに、変動型は、50%前後で揺れ動いている固定金利選択型の水準に近づく勢い。

 変動型といっても、ここしばらくは超低金利状態に張り付いているため、1990年前後のバブル期のように8%以上まで上がるような金利変動リスクは、ほとんど実感できないのかもしれません。
 同調査では、今後1年の金利変動についての予測も訊ねています(図4参照)。07年段階では「上昇する」と見ていた人が圧倒的に多かったのですが、08年には、その比率が縮小。「ほとんど変わらない」という人が4分の1以上、少ないながら「そのうち低下する」という人も出てきました。

 また借り換えについても、全期間固定型から固定金利選択型へのシフトが起きています。同機構「08年度民間住宅ローン借換の実態調査」によると、07年1月から08年11月までに借り換えた人の従前の金利タイプは、全期間固定型がもっとも多かったのですが、借り換え後は固定期間選択型が半数以上でトップになっています。変動型の比率も上がっています。固定金利選択型のなかでは10年固定がもっとも多くなっています。

 もともと全期間固定型を選んだ人は「多少金利は高くても長期安定がいい」と判断したと考えられます。ところが、この調査を見ると、借り入れ後3年以内に借り換えた人が約3割もいます。短期的な変化に惑わされないように長期固定を選んだはずが、目先の超低金利に吊られて借り換えているのでしょうか。

 借り換えまでの経過期間でもっとも多いのは「10年以内」。これは、旧・住宅金融公庫の段階制金利を反映しているものと思われます。約10年前の1998年は史上最低金利といわれ、当初10年以内の基準金利は2.0%でした。それが11年目以降は4.0%に上がります。その11年目が、07〜08年にかけて訪れているわけです。

 いずれにしても、現在は「安定よりも低負担」という流れに傾いているようです。今後、どうなるかは予断を許さないところですが、金利動向を常に見守りながら敏感に反応するという姿勢が一般ユーザーに芽生えてきたと考えれば、好ましい傾向といえるかもしれません。


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